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人を動かす 新装版
人を動かす 新装版 (JUGEMレビュー »)
デール カーネギー,Dale Carnegie,山口 博
子供の時から目立ちたがりやで、
人の気持ちを慮る力の無かった僕が、
本当にいままで、一体どれだけの
人や物を失い、多くの機会を
失ってきたのだろうと読了後に
大変なショックを受けました。

過去を後悔するのは嫌いです。
でも、その分だけ成長出来た
のだと思います。
だから、この本に出会えて
よかったと思います。

これからも、何度も読み直して、
日々の行動で実践できるように
心がけていきたいと思います。

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パートナーシップ・マネジメント
パートナーシップ・マネジメント (JUGEMレビュー »)
橋口 寛
Trust Based Partnership
それは、共通の価値観を有すること。
言葉では表現しきれない、時には言葉が不要ですらある感覚。

著者は見事に書ききっています。

想い・価値観を共有(シェア)した人と人は強い。
(本文中ではその結びつきを紐帯と表現されていす。)

他人は他人でなく、全てが自己そのものとなる。
例えば5名のパートナーと一緒に仕事をするということは、
5名の鏡に映る自分自身とともに仕事をするということと同じなのだと
この本で気づきました。

信頼関係に基づいたパートナーシップによってもたらされる本当に楽しく、
わくわくして、いきいきと毎日を過ごす毎日、
そんな未来が目に浮かぶようです。

素晴らしい本ですのでぜひ一人でも多くの人に読んで頂き、
著者の想いを感じてもらいたいです。
RECOMMEND
道具としてのファイナンス
道具としてのファイナンス (JUGEMレビュー »)
石野 雄一
石野さんが日産自動車で
カルロス・ゴーン氏の下で日産リバイバルプランを
財務戦略の面から支え、
その経験も多くかかれています。
どんな言葉も、それがその人独自の
体験や経験の元にかかれたものでないと、
そこに心を揺さぶるものや、記憶に残るものは
無いのだと思います。

この本は、まさにわれわれが体験し得ない経験を
元にかかれています。

必ず、価格に対して破格の価値の
ある本だと思います。
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■Mana-(bo)-blog■
ただ、ひたすらに『自ら考え、判断し、その判断に自信を持ち、行動する。』
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青山二郎の眼
今朝、車を駐車場に停めて、いつものように会社の入り口に向かって歩いていた。
会社はこんもりとした山を切り開いた所に立っている。

たまに雉を見かけるようなところだ。

で、歩いていると足元にのんびり動く影を捉えた。
毛虫だ。

そう思ってよく見てみると、踏まれた毛虫、移動している毛虫がそこかしこでアスファルトの上に散開している。

あの山から出てきてしまったのか?
どこに向かおうとしているのか?

なぜ、そっちに向かおうとしているのか。
この熱いアスファルトの上を這ってまで、向かわなければならない場所があるのか。

自分が、毛虫であればあの住み慣れた山をでて、未開の真っ黒に焦げたアスファルトに旅立つだろうか。

そんな衝動はなぜ起こるんだろう。

今、彼等の眼には何が映っているんだろう。

いまなぜ青山二郎なのか
いまなぜ青山二郎なのか
白洲 正子

オイ、小林、お前の文章はダメだぞ。
いつもこういう席で喋っていることとは違う。お前は酒を飲むといきり立って、たとえばゴッホを見た喜びを語るだろ。
そのほうが書くものよりずっと面白い。生きているんだ。文章になるとそうは行かん。

ハイ、御見物衆、今度は何が釣れますか、よォく見ててください。ヤ、象です。象がかかりましたゾ。重い。重い。やっとあがりました、あがっていきます、もっとあがります・・・・・・・オットットットット・・・・・・・ボッチャーン!

そこでお前は落っことすのだ、大事なものを。御見物衆は、お前の手つきが面白いから一生懸命見てる。手つきばっかり見て、巧いもんだと感心してるから、獲物を落っことした事に気づかない。ダメじゃないか、そんなことじゃ・・・


青山二郎が、「梅茶屋」の『青山学院』で小林秀雄と繰り広げる高級漫才。
そして、小林秀雄は何度も涙をこぼす。


青山二郎の眼から見た小林秀雄。


それを感じる小林秀雄。
昭和22年9月号の「文學界」で辰野隆と小林・青山の鼎談。

志ん生のような語り口で小林は、

ハア、もうごめんです。
文士が口をひらけば小説小説と言ってゐる様な文壇は世界中にない。まるでフーテン病院だね。ボクも長い間入院してゐたもんですよ。今に小説といふ病気は日本文士を食い殺すでせうよ。

小説のなかに人生の目的や理想を認め、これをはつきり信仰して小説を書いてゐる文士が果たして何人いるだらう。今日の小説の大流行には、健全な精神的動機がかけてゐる様に思はれてなりません。

彼らが抱いてゐるものは、何かしら一種絶望的な力だ。まあそんな深刻な問題はともかくとして、芸術の世界も宏大なものだ。
画でも音楽でも論じて、一つ健康でもとりもどしてはどうかね。


という。
そんな、小林秀雄も後年、青山の眼から逃れるようになる。


青山二郎の眼が見つめた坂本睦子。


自然の魅力と人智の演技は、美貌と聡明とに分かれて彼女にそなはつたものです。



直木三十五、菊池寛、小林秀雄、坂口安吾、河上徹太郎、大岡昇平。
早々たる昭和文学史を彩る人々の眼にさらされた坂本睦子を見る青山二郎の眼。


青山二郎は、膨大な陶器を買い集めては売っている。
彼の眼は、何千、何万という中から陶器と出会う。
その中から数個の陶器を選りすぐる。

彼の眼は何を見つめていたのか。


眼の哲学・利休伝ノート
眼の哲学・利休伝ノート
青山 二郎

小林秀雄をして、

僕達は秀才だが、あいつだけは天才だ


と言わしめた青山二郎。

河上徹太郎は、「出雲橋界隈」のなかで、

ぼくも大岡昇平も青山に育てられた人ですよ、むしろ小林ではないな、そりゃ、文学的には小林かもしれないけどね。人間的には青山に育てられた人ですね。


という。

青山の元には、
牧野信一、小林秀雄、堀辰雄、神西清、深田久弥、永井龍男、河上徹太郎、吉村徹太郎、宗瑛、三好達治、井伏鱒二、中村正常、今日出海、蔵原伸二郎、小野松二、大岡昇平、古谷綱武、中島健蔵、坂口安吾、中山義秀、石川淳、丸岡明
らが『青山学院』と称して参画した。


そんな青山二郎は、千利休に自分と同じような眼を見つけた。

その様子を、利休傳(ノート)にこう書き連ねられている。

茶は器に対する愛だ。
物を愛するということは、そのものを評価するものでもなければ、そのものに溺れるものでもない。心を無にしなければ、そのものから何にも会得する事はできない。


多指症で指が6本あったという豊臣秀吉に、美をもって立ち向かう利休。


茶碗には六相あり、品格、侘び、寂びの三趣と、
量感、力感、浄感の三感、この三趣三感が一つになって茶碗の姿を造っているのだ。
その姿は単なる形態ではなく、物の本質が外面に表われた、つまり作者の内面が表現された象としての形である。





僕は、青山二郎の文章を読んでいるうちに、灼熱のアスファルトの上を這う毛虫のような気持ちが分かってきた気がした。


文化の本質を陶器から学び、その精神をもって陶器を愛しんだ。
何かが何かを補って、えも云われぬながめとなり姿となるのだ


青山二郎はよくこういったという。
俺は日本の文化を生きているのだ



こんな言葉を聞いたら、とりあえず山を飛び出すしかない。



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美の名言
優れた画家が、美を描いた事はない。 優れた詩人が、美を歌つたことはない。 それは描くものではなく、歌ひ得るものでもない。 美とは、それを観た者の発見である。創作である。青山二郎
| 美の名言 | 2008/09/17 12:10 PM |